<Header>
<Author: 岑參>
<Title: 奉和中書舍人賈至早朝大明宮>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 賈至舍人の「早に大明宮に朝す」の作に和す>
<BookPage: 418>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
雞鳴紫陌曙光寒，
鶯囀皇州春色闌。
金闕曉鐘開萬戶，
玉階仙仗擁千官。
花迎劒珮星初落，
柳拂旌旗露未乾。
獨有鳳皇池上客，
陽春一曲和皆難。
<End Poem>
<Translation>
鶏が都大路に鳴き出してあちこちに時をつげるころ、夜明けの光はまだうすら寒く、やがて鶯が帝都長安の町にさえずりはじめるころになると春のけはいはたけなわとなる。

宮殿の夜明けを告げる鐘の音に、何万を数えるとびらは開かれ、玉のきざはしのあたりに立つ儀仗兵たちは、參内してくる多くの役人たちを、とりまくように警護している。

咲きほこる春の花が帯剣や佩玉に正装した人々を迎えるころには、天上の星は
夜の明けるとともに消えてしまったばかりであり、柳のしだれた枝が天子の旗さしものを払ってゆれるとき、まだ柳に宿った露は乾いてはいない。ここにひとり鳳凰池のほとり中書省を訪れた中書舎人賈至なる人があって、格調の高い陽春の曲一編を作られたが、その秀作にだれもみな、唱和することはむずかしい。
<End Translation>